【1on1の極意】質問テクニックは不要!「この人なら話しても大丈夫」と思わせる安心感の作り方

🩺 院長の「任せられない」のは一体なぜ?

任せられないのは、
能力の問題でも、
スタッフへの不信でもありません

「自分がやった方が早い」の
裏にある、

院長が手放せずに
いるものとは?

対談動画を無料公開中・視聴時間約19分
この動画で話していることは、、

こんな内容について語っています

  • 「大丈夫です」という返事の裏に隠れている、本当の意味
  • 心理的安全性をつくる2つの土台:信頼の積み重ねと、リーダーからの自己開示
  • 「困っていることある?」ではなく、答えやすい質問に変える具体例
  • 沈黙を怖がらず待ったことで、妻から本音が出てきたエピソード
  • 本音を話してくれた直後の対応が、次の1on1の質を決める理由
FULL INTERVIEW

対談内容(全文)

遠藤隆弘 × 石上峻

石
石上峻 聞き手

皆さんこんにちは。クリニックアカデミーの石上です。

遠
遠藤隆弘 登壇者

こんにちは。遠藤と申します。

石
石上峻 聞き手

今日は「院長先生の生態」ということで、あるある話や、どんなお悩みがあるのか、どういうところで大変さを感じていらっしゃるのかといったお話ができたらと思います。

遠
遠藤隆弘 登壇者

いいですね。今、院長先生のお悩みで一番多いのは、時間が取れない、忙しい、ということです。先日も、カルテ整理をほとんど自分でやってしまっている院長先生とお話ししました。レセプトで弾かれて減点されると、売上に直結しますよね。その怖さがあるので、自分が全部やってしまい、結局スタッフに任せられない、というところがあるんです。

そこで、その恐れを手放してスタッフに任せてみましょう、という話をしました。スタッフもいい形で育ってきていて、今がまさにタイミングだと思ったからです。スタッフが一度出してみないと、どこがどう問題なのかはわかりません。そこを手放していただいたところ、夜までずっと作業をしていた院長先生が、家に帰れるようになりました。

ただ、これだけが問題ではありません。この院長先生がそうだということではないのですが、家に帰れば、ご家族や奥様との関係性があります。家に帰りたくない気持ちを、仕事という理由にしてしまうことは、人間としてあり得ることだと思います。そうしたところも含めて、バランスの良い幸せを手にしていただけたらと思い、今、力を入れてサポートしています。

石
石上峻 聞き手

院長先生を見ていると、仕事で尖っている印象が強くあります。それと、院長先生がドクターで、奥様が元看護師さんで事務長も兼任されている、というご夫婦も多くて、少しギクシャクしてしまっているという話も聞きます。

遠
遠藤隆弘 登壇者

これは本当に難しいところです。奥様が事務長や経理をされていると、仕事では上下関係があるのに、プライベートでは上下関係がない。その境目を作るのが難しいんです。ダブルで大変なことをされているので、尊敬しかありません。僕も妻と一緒に仕事をしていた時期があるので、その経験も踏まえてサポートしています。

院長先生には、まず時間を確保していただけたら、幸せになれると思っています。そのために、学ぶことが大事です。学ばないとどうなるかというと、ずっと診察だけをして、その時間から抜け出せないまま終わってしまうことがあります。自分は何が幸せなのか、どう生きることが本当に大切なのかを学ぶことが大事だと思います。

院長先生は、一般の方から見れば羨ましがられるような収入になりますから、そこそこでも、まあいいか、こんなものかと思えば、惰性でいけてしまいます。家を買ってみた、ベンツに乗ってみたけれど、何か違うな、と感じることもあるのではないでしょうか。だからこそ、学ぶことは本当に大切だと感じています。

石
石上峻 聞き手

今ふと思ったのですが、学会には、休診にして普通に行かれますよね。

遠
遠藤隆弘 登壇者

そうですね。

石
石上峻 聞き手

でも、クリニックアカデミーのような学びになると、診療があるから、となってしまう。学んだ先のビジョンが見えていない、ということなのでしょうか。

遠
遠藤隆弘 登壇者

何のためにやるのか、というところですよね。

石
石上峻 聞き手

そうですよね。学会に行けば、ドクターとしての知識や技術が上がるのは、目に見えてわかります。でも、自分らしい価値観の中での幸せや、ご家族も含め、仕事も含めて全体的にどうしていきたいのかというのは、学ばないとなかなか難しいですよね。

遠
遠藤隆弘 登壇者

そうなんです。学びは、失う前に気づくためのものです。だから、学ぶことはすごく大事だと思っています。

こうした本質的な学びや、人間力が磨かれる学びをすると、どう変わるか。ある院長先生がおっしゃっていた、すごく素晴らしい言葉があります。「技術が同じでも、患者様の未来が変わるんです」と。

自分の技術を磨き、知識を深めれば、患者様にもっとお役に立てる。それはもちろんあります。それ以外に、自分自身が人間を磨く学びをして、リーダーやスタッフの教育も深めていくことで、患者様の未来が変わる、とおっしゃったんです。本当に素晴らしい言葉でした。僕は院長先生ではないので、出てこない言葉です。サポートしてきて、本当に嬉しかった瞬間でした。

もうひとつ、これは私の自己受容メソッドという、クリニックアカデミーとは別の講座での話です。その講座を学んだ女性の内科医さんが、学びによる変化を投稿してくださいました。とても素敵だと思っています。

「耳が開くってこういうことか、と思った出来事です。先日、訪問診療に行った患者さんの話です。調子はどうですか、と声をかけると、悪い、と一言。最近病状が悪くなって薬の調節をしていたので、そうだろうなと想定内でした。診察を終えて帰る間際に、『先生がただ聞いてくれたから元気になった。何もしてくれなくても元気になる。また来てね』と言ってくれたんです。

どういう意味か聞いてみると、『家族や訪問看護師さんは、自分の話を聞いていろいろ言ってくるから、イライラして精神的に参っていた』とのことでした。きっと解決法を一緒に考えてくれていたのだと思いますが、それが彼女には負担だったようです。でも、私もアドバイスをしたし、薬も増やしたし、いろいろ言ったはずです。何が違うのだろう、とその時はわかりませんでした。ただ、『聞いてくれた』と言われたのは、実は初めてでした。

今まで悩みを聞いても、アドバイスや解決法を提案することが多かったですし、そうしている医療者がほとんどだと思います。今回違ったのは、そこに感情と思いを聴いたことです。何が困っているの、という現状の確認の後に、それでどう感じている?どうなったらいいと思う?と聞いたら、胸の内を話してくれました。

自分の症状もわかっている。そのために薬を使わなければいけないことも、副作用で今の状態になっていることもわかっている。それを解決するためにしなければいけないこともわかっている。だけど、どれをとっても辛い。それをわかってほしい。アドバイスが欲しいのではなく、寄り添ってほしい。それが彼女の希望でした。

今まで私は、寄り添うとは共感や同調することだと思っていたので、辛そうであれば、辛いよね、わかるよ、と同調するアプローチになっていました。でも今回は、そう感じているんだね、そういう希望があるんだね、とただ聞きました。それが、わかってもらえたと思ってくれたきっかけだったのだと思います。

その後、その希望を叶えるにはこれとこれの選択肢があるけれどどうする?と聞くと、『先生だったらどうする?』と聞かれたので、『私だったらこっちにする』と伝えると、すんなり受け入れてくれました。これが耳が開くということか、とふと感じました。

きっと家族や看護師さんたちも、私と大して変わらないことを言っているのです。こうしたら楽になるんじゃない?こうするといいよ、といくら言っても届かなかったのに、傾聴して耳が開きさえすれば届くのだと、すごく考えさせられる瞬間でした。耳が開くという実感が今までなかったので、改めて、カウンセリング、傾聴、コーチング質問の大切さを感じました。10年以上続けてきた診療スタイルを、勇気を出して変えてよかったと思っています。この学びができていることに感謝です。」

こんなふうに言ってくださって、大きく変化された内科医の先生もいらっしゃいます。

石
石上峻 聞き手

まさに患者さんの未来が変わりますよね。

遠
遠藤隆弘 登壇者

そうなんです。自分自身が人間としての学びを重ねることで、器が大きくなります。僕は、院長先生の器がクリニックの器だと思っています。自分の器を大きくすればするほど、それに伴うものが入ってきます。逆に、人間としての器を広げないまま多くの富や豊かさを手にしても、広げていない分の富や豊かさはこぼれてしまいます。

そういう人たちを、本当にたくさん見てきました。たとえば、年商50億といった規模にいく社長さんもいますが、人間力や人間としての深さを持たないままそこまで行ってしまうと、かえって不幸になります。お金を泡銭のように使ってしまったり、人に対する謙虚な気持ちがなくなったり、その結果、妻や家族といった近しい人との関係を壊してしまったり、スタッフに裏切られてしまったりする。そういう方を、僕は近くで見てきました。自分の器の分しか、豊かさや富は手にできません。だから、自分の器を大きくすることは大事だと思っています。

その器を大きくするとは、恐れを手放して、信頼の目でこの世界を見られるようになることだと思います。恐れを手放すには、そこから目を背けずに向き合う覚悟が必要になります。ただ、向き合うと痛いんです。だから、自己受容しながら見ていくことが大事です。

苦しみのない人間はいません。これは僕が言っているのではなく、お釈迦様が説いていることで、本当にその通りだと思います。だからこそ、苦しみはギフトです。その苦しみを見続けて小さくしたり、自分の中で許していったりした結果、この世界がより優しく見えてくる。それが器だと思っています。

リーダーも、院長先生も含め、クリニックの皆さんにとって素敵な機会になればと思って、今はクリニックアカデミーに関わらせてもらっています。

石
石上峻 聞き手

そうですよね。悩みのほとんどは、人と人との関係性の中にあります。イライラしてしまったり、必要以上に落ち込んでしまったり。それも、遠藤さんがいつもおっしゃるように、人との間で問題になる時は、それぞれの課題がごちゃごちゃになっているから問題になるだけなんですよね。

遠
遠藤隆弘 登壇者

そうですね。

石
石上峻 聞き手

自分が何を恐れてそうなっているのかを受け止めていけると、人との関係も良くなっていきます。先ほどの先生の投稿にもありましたが、対話を広げていくと、相手の見えている世界や価値観に、少しずつ気づけるようになります。今まで見えていなかった世界が広がると、違う価値観の人がいても、それを自分に入れるわけではないけれど、まず受け止められるようになりますし、いろいろな人と良い関係を築ける自分になっていくと、すごく感じます。

恐れと向き合って、自己受容して、信頼を広げていく。その積み重ねが、人としての器を広げていくことにつながるのだと、今お話を聞いていて強く感じました。

遠
遠藤隆弘 登壇者

そうですね。もう一歩深いことをお話ししてもいいですか?

石
石上峻 聞き手

はい、ぜひ。

遠
遠藤隆弘 登壇者

恐れを手放していくと、周りの人から何を言われるかということが、どんどんなくなっていきます。そして、自分はこれからどう生きたいのか、自分が亡くなる時にどんな自分でありたいのか、というところから今を行動するようになるので、恐れがなくなり、そこに近づいていきます。

そうなると、この世界を見ている自分の本音、本心を、すごくいい状態で相手と分かち合えるようになります。すると、相手が気づきやすくなるんです。ああ、そうか、私はこう見えているんだ、それは大事なことだな、と、向こうも受け取りやすくなります。だからこそ、先ほどの投稿にあったような会話になっていくのだと思います。

自分自身がこの世界への恐れを小さくしていくことで、自分のお役目に立ち返ることができる。僕はそう思っています。僕自身も完璧な人間ではないので、恐れがあります。そこに日々向き合って、小さくしていくことをやっています。そこに近づいてきた今だからこそ、何気ない雑談のような対話でも、院長先生の個別セッションの中で、院長先生が僕の話から気づかれることが多くなりました。自分自身も、より本音、本心に近いところのお話ができるようになったと感じています。

それができないとどうなるかというと、一人で頑張りすぎてしまうんです。そして、しんどくなって、結果的にうまくいかない、思い通りにいかない、ということが起きます。だから僕は、院長先生にはみんなに手伝ってもらいながら、自分がフォーカスすべきところだけに専念していただきたいと思っています。そうすれば、この世界がもっと良くなる。そのお手伝いができたら嬉しいですし、今、関わらせていただけて、本当に幸せな人生を生きさせてもらっていると思っています。

石
石上峻 聞き手

遠藤さん、ありがとうございました。人生といった、かなり深い話になりました。こうしたより深いお話を、クリニックアカデミーでは毎月、無料セミナーとして開催しています。概要欄にご案内がありますので、気になった方、興味を持たれた方は、ぜひチェックしてご参加いただければと思います。最後に、ひとことお願いします。

遠
遠藤隆弘 登壇者

院長先生が院長先生らしく生きてくださることが、何より地域のためになります。私たちはそのサポートができれば嬉しいですし、ピンときたり、ちょっと聞いてみようかなと思われたら、ぜひ一度聞きに来ていただけたらと思います。きっと、ご自身の人生が変わっていくようなお話になるはずです。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

石
石上峻 聞き手

よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

院長が一人で抱え込まず、院長にしかできないことに専念できるクリニックへ

まずは1Day研修で
クリニックアカデミーの中身をご覧ください

1Day研修に申し込む

※オンライン開催

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次