部署リーダー養成講座受講後の変化
スタッフが自力で解決しようと動いてくれる
それでこんなに楽になるなんて思ってもみませんでした

院長 佐藤俊一郎先生
開院して7年間、ずっと病院のことを考えてきましたが、この3ヶ月で初めて、仕事のことを考えない時間を持てるようになりました。これは本当に初めての経験で、ありがたい限りです。
その理由は、茂木さん、宮本さん、高橋さんといったスタッフの成長にあります。今では、院内で起こる問題の火種のようなものを彼らが自分たちで見つけ、ある程度まで解決しようと動いてくれます。そして、「こんな感じで進めていますが、合っていますか?」と私に報告をくれ、また自分たちで考えて行動してくれるようになりました。
以前は、私がその火種を見つけ、自分自身で解決しようと全てを抱え込んでいました。しかし、今思えば、それは火種を見つけている気になっていただけ。中途半端な関わり方では何も解決できていませんでした。
それが今では、彼らのおかげで、物事がすごくスムーズに進んでいます。以前は、些細なミスコミュニケーションや人間関係の衝突が、「あいつが嫌い、こいつが嫌い」といった感情的な問題にまで膨れ上がってしまうことがよくありました。そうなると、もともとの原因が何だったのか分からなくなってしまいます。
しかし今は、スタッフが問題の本当に初期の段階で気づき、修正してくれているのを感じます。これまでにはなかった、めちゃくちゃいい流れが生まれていて、私自身、すごく楽になりました。
以前は、常に頭の中に院内の心配事があり、家に帰って子供と過ごしている時間でさえ、心のどこかで常に心配しているような状態でした。それがすごく嫌だったのですが、今ではその心配事がほとんどなくなりました。本当に大きな変化です。
先生は私たちを信頼して患者さんの方を向いて診察してください
そんな胸が熱くなる言葉をかけてもらいました

院長 織田 慶孝先生
講座に参加する以前は、スタッフの顔色を気にしすぎたり、遠慮してしまったりすることで、リーダーとしての方針を明確に打ち出せずにいました。その結果、組織の方向性が定まらず、スタッフの離職というつらい経験もしました。
本講座で最も大きな学びとなったのが「課題の分離」です。「相手がどう思うか」は相手の課題であり、自分にはコントロールできないことなのだと明確に理解できました。
そこから、自分がスタッフにどうあるべきか、何を伝えるべきかという「自分の課題」に集中できるようになったのです。これにより、不要な気遣いや遠慮がなくなり、リーダーとしての揺るぎない軸ができました。
以前は「ちゃんとできているだろうか?」という不安(恐れの愛)から、スタッフの業務を過度に心配していました。しかし、講座を通してスタッフを信じて任せる「信頼の愛」へと意識を転換。
ある日、私が心配そうに様子をうかがっていると、スタッフの方から「先生は私たちを信頼して、患者さんの方だけを向いて診察してください」という、胸が熱くなる言葉をかけてもらえたのです。リーダーが信頼を示すことで、スタッフからも信頼が返ってくるという、素晴らしい関係性を築くことができました。
講座で学んだ「信頼の愛」は、西郷隆盛の「敬天愛人(天を敬い人を愛せよ)」という言葉と深く結びつきました。「周りの人々や物事に感謝し、信頼を持って大切にする」というこの精神を、クリニックの新たな基盤としてスタッフに共有しました。講座での学びは、テクニックだけでなく、リーダーとしての在り方そのものを教えてくれる、一生の指針となっています。
スタッフが驚くほど成長し理想的な採用も出来るようになり
最高の仕切り直しが出来ました。

院長 亀山有香先生
今回私と参加した二人とは以前からずっと一緒にやってきました。彼女たちは凄く能力も高いですし、仕事も出来る。
でも、リーダーや下のスタッフが育たないと、いつまで経ってもその2人から雑務や、抱えている仕事が消えないんです。なので、仕事は回っても、常に大量の仕事を抱えていてるので、次のステージに行こうとなっても、今抱えている仕事はどうするの?という状態でした。
そのため新しくリーダーを育てようとしたのですが、リーダー候補のスタッフの方に面談で「リーダーになってもらえませんか?」とお願いしても、「責任のある仕事はしたくないです…」と仰る方もいらっしゃって、中々リーダーになってくれる人が現れませんでした。
それでもなんとかして、リーダーやスタッフを育てようとしたんですが、結局スタッフが辞めてしまい、彼女たちに仕事が戻ってしまう。そんな状態が何年も続いていたんです。それでも回っていたのは、本当に彼女たちが優秀だからです。
とはいえ、そんな状態で彼女たちの仕事をこれ以上増やしたら、彼女たちが潰れちゃうな…とずっと思っていました。なので診療所の次の展開を考えた時に、人を育てられる体制を作らないと、私たちの未来もないと思っていました。
今回幹部の二人と共に養成講座を受講させて頂いて、彼女たちがさらにその下の部下と1on1の面談をしたり、育成のステップのプログラムを作っていく中で、それに基づいて指導してもらったんですが、凄く伸びてくれたスタッフの方が出てきたんです。
おかげで、以前なら新しくスタッフを入れても、育てる時間ないよねって話をしてたんですが、今ならこの子が育ててくれる!って確信も持てましたし、実際、新しく入ってきたその部署の人には、彼女に全部聞いてくれたらいいからって任せられているので、安心して新しい人を採用できるようにもなりました。
彼女は今回新しくリーダーになりましたし、リーダーとしてその部門で初めて人を育てるってことを経験するんですが、今回学んだことが`1on1だったり、フォローアップの体制だったり、要所要所で生きていますし、こんな状況になったら、こうすればいいよねってことが、私たちの中に明確にあるので、凄く安心感があります。
スタッフの成長を大いに感じました
成果が形として現れてきています

院長 山田 敏彦先生(仮名)
先日、火曜日に院内全体の研修会を行いました。その中で、この講座に参加した二人と、そして私の3名で、トータル45分ほどのプレゼンテーションをさせてもらったのですが、本当に素晴らしかったです。
その中でスタッフの成長を大いに感じました。彼らは「寄り添うこと」や「思いやり」について話してくれました(彼が話した具体的な内容までは今すぐには思い出せませんが)。
私も遠藤さん(講師)の「変わることで誰かの勇気になる」という言葉をそのまま使わせていただきました。おそらく彼らは「院長のパクリだ」と心の中で笑っていたのではないかと思いますが(笑)。
その研修会では「過去の自分」というテーマも扱いました。私自身にも消し去れない過去や、少しネタにできるような過去があります。そんな中で、彼ら自身の経験を交えて話してくれ、とても良いプレゼンテーションになりました。私は本当に嬉しく思いましたし、このリーダー養成講座に参加させていただいた成果が、形として少しずつ現れてきていると感じています。
実は、この研修会では若手がプレゼンする機会も設けています。私たち以外にも発信する場を作ることで、これまで発信力が不足していた25歳くらいの理学療法士(PT)など数名からも、積極的に発信する力が芽生え、院内にポジティブな流れが生まれていると感じ、本当にありがたく思っています。
「頼りになるね」と言えるほどスタッフが成長してくれました。

事務長 橋川 希さん(仮名)
講座に参加したメンバーが非常に成長しています。参加した3名のうち1名は以前からリーダーを務めていたので、ある程度はできていました。しかし、残りの2名は新しくリーダーになったばかりで、分からないことも多く、自信が持てない状態でした。素直なメンバーではあるものの、弱気な部分が見受けられました。
しかし、今回の研修で「自己受容」や「リーダーとしての在り方」といった基礎を学んだことで、目覚ましく成長しました。私たちから見ても、非常に心強く、「頼りになるね」と言えるほどです。
何かを断る場面で少し弱気になりそうな時でも、「自己受容、自己受容」とキーワードを口にするなどして、自分を奮い立たせています。そして、クリニックの理念に基づき、メンバーを守るというリーダーとしての原点をしっかりと意識して行動してくれているのです。そういった姿が見られるようになり、この講座に参加させていただいて本当に良かったと心から感じています。
以前、別のコンサルティング会社にお願いして、仕組みや基本的なルール作りは行いました。それによって一定の効果は出ていたのですが、その反面、リーダーとして最も大切にすべき「人間の基本となる部分」が欠けている、という課題に気づいたのです。
その課題を解決するために、今回のリーダー養成講座がその欠けている部分を埋めてくれるのではないかと大きな期待を込めて参加させていただいたのですが、見事に期待に応えてくれました。本当に驚いています。こんなに短期間で人は育つものなのだと、手応えを感じています。